タイトル:COSEL電源ノイズフィルター2025カタログ

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概要

COSEL株式会社の 電源ノイズ フィルター 2025 カタログです。

電源について8.信頼性電源の信頼性は一般的に故障率、MTBF、寿命、各種信頼性試験データで表されます。1)故障率故障率の時間的推移を表すものとして、バスタブカーブがよく知られています。λt時間初期故障期偶発故障期摩耗故障期(寿命)図8.1バスタブカーブ運転直後の短い時間に部品などの欠陥による故障率の高い期間があり、初期故障期間といいます。部品の信頼性が悪かった時代には、エージング(バーンイン)で初期故障を取り除くことは有効でしたが、部品の信頼性や製作工程の品質が上がってくると共に、数日間と言う短時間のエージングで発見できる初期不良は無くなりつつあります。偶発故障期間はランダムに故障が発生する期間で、これも設計、製作工程、部品の信頼性が上がり、年々故障率が下がっています。部品の寿命がくると摩耗故障期間になります。一般に、単に故障率をいう場合は偶発故障期間のことをいいます。電源の故障率の算出方法としては、あらかじめ設定された部品の故障率を積算してだす方法と、実際のフィールドでの実績から出す方法があります。前者の場合MIL-HDBK217の部品のディレーティング率を考慮しない部品点数法と、部品1点1点の使い方がファクターとして入るストレス法を使うのが一般的です。部品点数法を使う場合はMIL-HDBK217に準じて制定された、EIAJ規格(RCR-9102)を使用しています。2)MTBF(平均故障間隔)Mean Time Between Failure同一の電源の故障から次の故障までの平均値をいいます。故障率の逆数をとって計算します。MTBF=1(H)電源の故障率3)寿命1電源の期待寿命ユニット電源の期待寿命は、電源内部に使用しているアルミ電解コンデンサの寿命に依存します。また、強制空冷電源(ファン内蔵)の場合は、アルミ電解コンデンサ、及びファンの寿命に依存し、両者のうち期待寿命の短い方を電源の期待寿命としています。ファンを内蔵していない基板単体タイプ電源の期待寿命は、使用しているアルミ電解コンデンサの推定寿命に依存します。2電解コンデンサの推定寿命電解コンデンサの推定寿命は余剰電解液の量と電解液が封口ゴムを通過して蒸発するスピード(封口ゴムの材質封口構造で決まる)、そしてそのスピードを決定する温度で決まります。従って寿命は、電解コンデンサそのものの設計で決まる基本寿命と、使用環境による電解コンデンサの温度で決定されます。電解コンデンサの寿命L=L0×2T1-T210L 0:基本寿命T 1:コンデンサの最高許容温度T 2:コンデンサの使用温度(ケース温度)※上記の推定寿命式で計算された結果は保証値ではありませんのでご注意ください。以上の説明から分かるように、コンデンサの使用温度を下げれば、電源の寿命は長くなることが分かります。コンデンサの使用温度を下げるには、電源の冷却を確実に行うことと、負荷をディレーティングして電源の温度上昇を抑えることが有効です。3ファンの期待寿命ファンの期待寿命は温度環境以外に湿度やほこりの影響を受けやすく、寿命を短くする要因となります。ほこりの多い場所で使用する場合は、ファンの冷却効果が低下しないようエアフィルタを設けてください。4)信頼性試験フィールドでの電源の故障あるいは寿命を予測、確認するため、信頼性試験があります。ただし、どうしても加速性試験に頼らざるを得ないため、フィールドでの状況と試験の整合性がなかなか取れず、過去の経験を入れての判断が必要です。電源の信頼性試験の方法には次のようなものがあり、その電源の特性に合わせて実施しています。a.高温放置試験高温環境で長時間放置して電源に異常がないかどうか試験します。通電、無通電があり、温度、時間をファクターにして行います。b.温度サイクル試験周囲温度をゆっくり規定の範囲上下し、規定のサイクル数実施した後、電源に異常がないかどうか試験します。39