動作原理と使用注意事項

EMC

ノイズの種類と対策

1.ノイズの種類

電源から発生するノイズは、伝達される端子、経路によって以下のように分類されます。

  • (1)伝導ノイズ
    • 入力側(雑音端子電圧)
      ノーマルモード・・・・・①
      コモンモード・・・・・②
    • 出力側
      ノーマルモード・・・・・③
      コモンモード・・・・・④
  • (2)放射ノイズ(雑音電界強度)・・・・・⑤
1.ノイズの種類

2.ノイズ対策:電源が発生するノイズに対して

2.1 伝導ノイズの対策

  • (1)雑音端子電圧(入力帰還ノイズ)の対策
    電源内部で発生したノイズが入力側へ帰還しないよう、ノイズフィルタが入っています。このフィルターの効果が損なわれないように、入力線と出力線を離して(ノイズ結合しないように)配線して下さい。また、入力線が電源の輻射ノイズを受けないよう電源から離して配線して下さい。
    電源から出てくるノイズをさらに小さくしたい時や、入力線が長くノイズの影響を受ける場合には、装置筐体のAC入り口に別途ノイズフィルタを設置して下さい。
2.ノイズ対策:電源が発生するノイズに対して
  • (2)出力ノイズの対策
    太く、短く配線することが基本です。ノーマルモードノイズもコモンモードノイズも、出力線にコンデンサまたはフィルタを入れることで低減できます。

2.2 放射ノイズ(雑音電界強度)の対策

電波となって輻射するのは、装置外へ出る入力線と、出力線・信号線などのケーブルが主な放射アンテナとなっているためです。
これを防止するためには、ノイズを入出力線に伝達させないための対策を施すことが先決で、その上で規格を満足できない場合には、ノイズフィルターやデータラインフィルターなど各種のEMI対策部品を使用して下さい。
筐体が金属でない場合は、金属板や金属フィルム等を使って、ノイズを閉じ込めてしまう方法も有効です。

スイッチング電源のノイズには、高い周波数成分が含まれていますので、空中から直接装置へ伝わったり、接地の方法によっては効果がない場合もあります。
電源と装置を同一シャーシに取り付けるのが理想的ですが、電源のシャーシと装置のシャーシが別々になる場合は、インダクタンスを有する電線で結線せずに、金属板で接続して下さい。つまり、ノイズ源である電源とノイズを受ける装置を、安定電位のシャーシに対して低インピーダンスにするということです。

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