サステナビリティ

Environment

「E」環境

化学物質管理

新規部品・新製品・量産品の管理

2006年度から、環境化学物質混入防止を目的とし、部位毎に「蛍光X線分析(※)」を実施する仕組みを構築し運用しています。この蛍光X線分析により、「RoHS指令」に適合しているかどうかを確認・検証しています。
下記の3段階で、分析を実施しています。

新規部品採用・新製品立ち上げ

新規に部品採用する際には、RoHS指令における規制対象物質の含有確認を行うため、「RoHS対象物質不使用保証書」をサプライヤー様から入手しています。
更に、部位別の使用材料表を取り寄せ現品との照合を行い漏れが無いことを確認のうえ、環境化学物質データと蛍光X線分析結果を合わせて比較し、問題が無いものを登録しています。

購入部品受け入れ

各部品の受入段階では、リスクランクに応じた頻度で蛍光X線分析を実施し、納入部品の環境化学物質含有状況を確認しています。

< 蛍光X線分析装置 >

蛍光X線分析とは
分子を構成する原子にX線を照射し、そこから反射するX線から得られる原子固有のX線の波長及びエネルギーと強度から、原子の存在情報を得る分析方法

ポータルサイト運用

2017年6月から、サプライヤー様からの環境化学物質含有データを、自社開発したポータルサイトを活用し、効率的に情報収集を行っています。

環境化学物質管理教育

2006年度から環境化学物質管理教育を実施しています。
本社工場、立山工場、R&Dセンター、および委託会社にて、環境化学物質に関する業務に従事されている方々が対象です。
環境担当部署作成の資料を用い、部門内教育及び理解度試験を実施し、環境化学物質管理の目的や重要性、取り組み内容について理解を深めています。

RoHS指令・REACH規制対応

RoHS指令(※1)は2006年7月1日に施行され、人体や自然環境に影響を与える特定6物質(水銀、鉛、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE)の製品への含有を制限されました。
さらに2013年1月3日の改正(指令:2011/65/EU:RoHS2)では制限物質と最大許容濃度は変わらないものの、対象製品の拡大並びにCEマーキングの要求が追加されました。
コーセルでは、2006年2月をもってRoHS指令の特定6物質の製品への含有制限の対応を100%達成し、RoHS指令に従ったCEマーキングを2015年6月から行なっています(※2)
なお、2015年6月にはEU官報((EU)2015/863)が公示され規制物質に新たにフタル酸4物質(※3)が追加となり、2019年7月22日以降これまでの6物質から10物質が規制されることになりました。
当社ではフタル酸4物質の含有調査、生産工程の確認等を行い、対応を行っております。
また、2020年5月に共晶はんだ製品の生産を終了し、併行生産を全廃しました。

またREACH規則では、化学物質を年間1t(トン)以上製造・輸入する場合、EU域内(欧州連合)のすべての製造・輸入業者が、欧州化学物質庁(ECHA)のデータベースへ、化学物質に関する情報を登録しなければなりません。
登録しない場合、化学物質の製造・輸入ができなくなりました。
特にREACH規則におけるSVHC(高懸念物質)の含有情報は、半年ごとに新たな物質が追加されるため、最新の含有情報についてサプライヤー様から迅速に情報提供されることを期待しています。

コーセルの製品を調達される企業様が迅速かつ効率的に化学物質含有情報を把握できるように、RoHS 指令への適合情報やREACH 規則のSVHC の含有情報を、「RoHS 対象物質不使用証明書」の公開や、経済産業省が開発し、アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)が運営している環境化学物質伝達ツール「chemSHERPAデータ」の提供をウェブサイトから取得できます。

  1. ※1:RoHS指令とは・・・
    ヨーロッパ連合(EU)が定めた電気・電子機器における特定有害物質の使用制限に関する規定。
    2006年7月から販売される製品への水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6物質の使用が禁止される。
  2. ※2:一部生産中止予定を除く
    RoHS対応製品表記法:ロットNo.末尾に「R」と表示(一部のモデルは、ラベル右上に「R」と表示)。
  3. ※3:フタル酸4物質
    DEHP:フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)、BBP:フタル酸ブチルベンジル、DBP:フタル酸ジブチル、DIBP:フタル酸ジイソブチル